日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/07.産業 | |
01.絵画 | |
07.産業 | |
武州滝埜川村飛烏山麓綛糸器械図並会社庭中 | |
明治5 | |
1872 | |
絵師: 落款: 本名等: 版元:鹿島氏蔵梓 | |
技法:錦絵 法量:363×510 | |
数量:1 | |
37TA/00329 | |
解説:製糸業と並んで紡績業は明治工業化政策の中心課題であった。すでに江戸時代末期において、外国から輸入される高品質の機械製綿糸に対抗する必要性は認識されており、薩摩藩による紡績所の設置をみているが(No.585参照)、本図の鹿島紡績所も元治元年(1864)に徳川幕府の命をうけて江戸の木綿問屋鹿島万平によって計画されたものであった。それが、機械の輸入が遅れている間に幕府が倒壊し、維新後も設備の遅延や資金不足などで支障が重なり、瀧野川に工場の建設を始めたのが明治3年、完成して開業したのは同5年であった。本図は会社の案内、もしくは宣伝用に私製されたと思われるが、それだけに打綿機以下の各機械が正確に図示されている。(『明治開化期の錦絵』より) | |
史料群概要 | |
画像有 |