日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/09.政治
01.絵画
09.政治
帝国議事堂炎上之図
明治24
1891
絵師:清親 落款: 本名等: 版元:庭花堂発売  本町二丁目十番地 
技法:錦絵 法量:365×703
数量:3続 
37TA/00344
00460
解説:No.563でも記したように第一通常議会は明治23年11月に始まったが、開会して約50日の翌24年1月20日に仮議事堂が火災で焼失した。火事は20日の午前0時40分ごろに起ったというから、感覚的には19日の夜であろうが、出板の日付が19日になっているのは何としても無理である。実際の刊行日は確かめてないが、速報性を優先して通常の板行よりは時間の短縮を計ったことを窺うことができる。なお、開会中の議会は場所を帝国ホテルなどに移動して継続する一方、直ちに議事堂の再建工事に着手し、焼失した議事堂の建設に当った吉井茂則が、電燈照明による昼夜兼行の工事で同年10月には落成させて第二議会に間に合わせた。(『明治開化期の錦絵』より) (採寸情報)左の版は合わせ目が曲線に切られているので上下を接し中央にすきまがある状態での寸法を表記した。(青木睦)
史料群概要
画像有