日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/03.経済・金融 | |
01.絵画 | |
03.経済・金融 | |
諸色峠谷底下り | |
明治16 | |
1883 | |
絵師:周延 落款: 本名等:橋本直義 版元:福田熊二良 長谷川町十九番地 | |
技法:錦絵 法量:368×710 | |
数量:3続 | |
37TA/00358 | |
00530 | |
解説:登山の逆は下山だろうが、谷底への落下という強烈な手法で物価の下落を表現した。諸色は本来、いろいろな品物という意味だったが、いつしかそれらの値段を指す言葉に変っており、ここでもその用法で使われている。品名の表示は、顔の部分に品物を入れた擬人表現をとっているか、田地持と小作人だけは擬人化ができず文字による識別となっている。図の下辺――谷底には生糸・砂糖以下が並び、落下状態で急激な下落を示すのは紙屑と唐物小間物である。この時期にも頂上に残って価格を維持しているのは、酒・茶・そばなどであった。(『明治開化期の錦絵』より) | |
史料群概要 | |
画像有 |