日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/06.雑
01.絵画
06.雑
〔渋沢先生御遭難景〕 〔暴漢と格闘〕
明治25
1892
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:コロタイプ 法量:280×355
数量:1 
37TA/00360-002
00533
解説:1892(明治25)年12月11日の午後2時20分ごろ、馬車で通行中の渋沢栄一は2人の暴漢に襲撃された。馬と車夫は怪我を負ったが、渋沢は無事であった。この日は浅草の今戸へ伊達宗城の病気見舞に行く途中の出来事であった(なお、同人は10日後の同月20日に今戸の私邸で死去している)。場所は日本橋の兜橋を渡りかけた所であるが、数日前から不審者が周辺で行動していたため、当日は警官が後方から警備していた。2人の暴漢がその場で逮捕されたのも、警備の警官がついていたからであろう。とはいえ、馬車と警官との間には距離があったにも拘わらず、渋沢に直接刀をむけることもなく、馬の足や馬丁に斬りつけただけで終った。これについて渋沢は、暴漢らは主謀者から襲撃を依頼されたものの、完徹する意志は始めからもたず、立場上やむなく馬や馬丁に斬りかかったのであろうと推定している。なお、襲撃の背景には東京市が計画していた水道管工事にからんで、外国製の鉄管を使用するように建言していた渋沢に対する反感があったといわれている。(『渋沢栄一伝記資料』第29巻参照)
史料群概要
画像有