日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/08.商業
01.絵画
08.商業
〔東都名所〕 浅草海苔
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:218×160
数量:1 
37TA/00384
00568
解説:本図の外枠の太さは、上下と右に比べて左側は著しく細い。従って、本図は1枚で独立したものでなく、少なくとも本図の左側に1枚ないし2枚が続く続絵の残欠とみるべきであろう。上部にある″浅草海苔″の文字が、図の中央よりやや右に寄っているのも、独立した1枚絵でないことを示していよう。左側に続く欠損分が不明のため、本図の正確な解説はできないが、この1枚分だけについて述べる。図中の記事によって、この店が江戸の浅草田原町にあった中島屋平右衛門という海苔屋の店頭図であることは疑いない。 店前には、遠隔地への輸送用と思われる店紋入りの木箱、店内には大形の通い箱のほか、商品である海苔を収納する抽出しや箱がおかれ、左側には数枚ずつに小分けしているらしい店員が小机にむかっている。店奥の棚に陶製らしい壷があるが、これも海苔の保存容器であろうか。
史料群概要
画像有