日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
東京第一名所  永代橋之真景
明治8
1875
絵師:広重III 落款: 本名等: 版元:伊勢屋兼吉梓  東京中橋南槙町 
技法:錦絵 法量:358×717
数量:3続 
37TA/00388
00584
解説:永代橋は、元禄11(1698)年に当時永代島と呼んでいた深川辺と連絡するために架けられた橋で、江戸時代としては大きな橋であった。文化4(1807)年に深川八幡宮の祭礼日に群衆の重みで一部が川中へ落ちた事件は芝居にも脚色されている。維新後、明治8年に一部に鉄材を使用した木橋として新しく架設された。本図は3月の改印で、図中にも「三月出来」と明記されているが、一説では5月完工といわれている。幅6間(10.9㍍)、長サ104間(189㍍)で、図にも描かれている通り、橋の左右両側が人道で、中央部が馬車の専用路となっている。次第に増加する馬車台数への交通対策が、すでに実現していたのである。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有