日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
開化廿四好 新聞
明治10
1877
絵師:国周 落款: 本名等:荒川八十八 版元:武川清吉板  須田町四番地 
技法:錦絵 法量:332×230
数量:1 
37TA/00400
00595
解説:いうまでもなく二十四孝からとった題名で、24枚のセットは、国周らしく歌舞伎役者の当り役の大首絵に開化期の新事象をコマ絵で添えてある。本画の役柄と副題のコマ絵との関連はこじつけが多く、本図でも新聞との関係は明確でない。本図の枠外に「十七」とあるのはシリーズ内の順番を示すと思うが、番号を欠くものもあって発行時の配列順は確認できない。また、揃物でありながら板元が武川と小林(No.414参照)との2者に分かれている。周辺部の摺りと裁断が粗雑なため、枠外の文字に不明部分が多く両板元の振分けも判明しがたい。なお、本図には明記してないが、同じ武川板には「彫工銀」(浅川銀次郎)と彫師の名を記したものがある。
史料群概要
画像有