日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/11.風俗・娯楽 | |
01.絵画 | |
11.風俗・娯楽 | |
開化廿四好 沓 | |
明治10 | |
1877 | |
絵師:国周 落款: 本名等: 版元: 須田町四番地 | |
技法:錦絵 法量:333×230 | |
数量:1 | |
37TA/00403 | |
00598 | |
解説:「開化廿四好」シリーズとしては9番目。題名下の主題は沓(靴)でコマ絵は靴店である。現在のように製靴工場で作った靴を、靴店(小売店)で売るというものでなく、主に外国人の靴職人から教わった日本の職人が、自家で注文を受けながら製造する形式が多かった。コマ絵が、製造場のようでもあり、客人と接しているようにもみえるのは、この状況を描いていると考えられる。 対する歌舞伎絵の″漢の調龍″は、説明するまでもなく、漢の張良が黄石公から兵法の伝授を受ける際に、黄石公が河中に投じた沓を苦心して拾い上げたという故事に基づくもので、張良は能の原作から劇化されたと考えられ、その際に主人公の名を調龍に変えたようだが、正式の演目題名は調査未完である。 No.400参照。 | |
史料群概要 | |
画像有 |