日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/11.風俗・娯楽 | |
01.絵画 | |
11.風俗・娯楽 | |
開化廿四好 椅子 | |
明治10 | |
1877 | |
絵師:国周 落款: 本名等: 版元: | |
技法:錦絵 法量:334×230 | |
数量:1 | |
37TA/00404 | |
00599 | |
解説:「開化廿四好」の順としては4番。野晒(さらし)五助(歌舞伎では一般に悟助と書く)は大坂の男伊達として登場する。脚本として河竹黙阿弥が書いた『粋菩提悟道侠客』が有名であるが、これは1883(明治16)年の作品で、本図の発行には間に合わない。刊行に近い上演としては1874(明治7)年3月の『郡入田鶴寝魅菊』(むれいるたづやよいのわかぎく)があるが、悟助は菊五郎であって芝翫ではない。芝翫が主演した野晒悟助の正確な狂言題名は確認できていない。 コマ絵の椅子との関連は直接的なものとはいえないが、悟助が木工を営んでおり、終幕では材木を組合わせた中での立ち廻りがあるところから、椅子製造を木工におきかえて共通項としたものであろう。本図では、悟助がアーム付の椅子に腰を下ろして毛抜きでヒゲを抜いているが、このような場面の有無は確認できていない。 No.400参照。 | |
史料群概要 | |
画像有 |