日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/11.風俗・娯楽 | |
01.絵画 | |
11.風俗・娯楽 | |
開化廿四好 じようき | |
明治10 | |
1877 | |
絵師:国周 落款: 本名等: 版元: 通二丁目四番地 | |
技法:錦絵 法量:333×229 | |
数量:1 | |
37TA/00407 | |
解説:歌舞伎の舞台には、いろいろな船が登場するが、蒸気船に比敵するだけの迫力をもった大形の船として想い浮かぶのは、ここに採用されている毛曽利(歌舞伎では毛剃と書く)の元(もと)船であろう。コマ絵との対比では最高の取り合わせといえよう。歌舞伎では俗に『毛剃』と略称するが、本名題は『博多小女郎(こじょろう)波枕』といって、もとは人形浄瑠璃から歌舞伎へ移したものである。毛剃九右衛門は海賊の首領で、海上での行動を同船の乘客に見られてしまうところから劇が始まる。その序幕は海上の船の場面で、舞台いっぱいに巨大な船を作りあげて、始めは横向きだった船体を、幕切れには廻り舞台を使って、へさきを舞台正面に移動し、その先端に毛剃が立って大きく見得をきるのが見所(みどころ)になっている。特に″汐見の見得″という個有の名称がつけられているほどである。 No.400参照。 | |
史料群概要 | |
画像有 |