日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
開化廿四好 西洋床
明治10
1877
絵師:国周 落款: 本名等: 版元:  通二丁目四番地 
技法:錦絵 法量:332×229
数量:1 
37TA/00414
00609
解説:本シリーズの『眼鏡橋』によれば、通二丁目は出板人小林鉄次郎の住所であり、上野町は画工荒川八十八の住所である。画工が荒川八十八で国周の本名であるのは間違いないところである。明治4年8月の″斬髪令″の文言は「勝手たるべし」であったが、ほとんど強制の効果をもって急速に普及し、ザンギリ頭は新文明のシンボルとなった。これを受持つ散髪所の開店も相つぎ、大形の鏡に西洋鋏と整髪剤などを揃えた標準的な形態が、短時日の間に定着した。赤白青に塗り分けて宝珠を冠した有平棒の看板も、明治4年4月に東京日本橋の西洋床が始めたと伝えられ、図の看板は青色を欠いているものの、それを摸したことは明白である。本画は光秀の妻が髪を切る姿で、コマ絵の散髪店に結びつけている。(『明治開化期の錦絵』より) No.400参照。
史料群概要
画像有