日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/11.風俗・娯楽 | |
01.絵画 | |
11.風俗・娯楽 | |
開化廿四好 人力車 | |
明治10 | |
1877 | |
絵師:国周 落款: 本名等: 版元: 通二丁目四番地 | |
技法:錦絵 法量:332×230 | |
数量:1 | |
37TA/00421 | |
00616 | |
解説:人力車については、本資料のうち交通関係の錦絵のなかで解説したのを参照してほしい。てるて(照手)姫は、No.405の小栗判官の芝居に登場するヒロインで、小栗の強引な求愛が周辺の反対にあって、小栗の毒殺と同時に照手姫も追放される。しかし、照手姫は小栗を愛して、自分は水仕事の下女働きで苦労しながら、冥界からよみがえった小栗を、土車に乘せて自分で綱を引いて熊野へ送り、湯の峯温泉の湯を浴びさせて小栗を復活させる。図には描かれていないが、照手姫が肩にかけて引いている綱の先には、土車に乘った小栗がいることを、昔の錦絵をみる人びとは大半が理解したはずである。一方、人力車の一般的な牽き方は、車の前方に取り付けた引棒を握って1人で牽いたが、場合によって後ろから別の人が押したり、引棒に綱をつけて引いたことがあった。本図はそれを利用したものである。(原島) No.400参照。 | |
史料群概要 | |
画像有 |