日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/05.交通・通信 | |
01.絵画 | |
05.交通・通信 | |
高輪蒸気車之図 | |
明治4 | |
1871 | |
絵師:芳虎 落款: 本名等: 版元: | |
技法:錦絵 法量:356×721 | |
数量:3続 | |
37TA/00425 | |
00629 | |
解説:No.145と同様に、実際に鉄道が開通した1872(明治5)年5月より1年も前の明治4年6月に版行されている。従って、陸橋上の見学人を含めて仮想図であるが、ここに描かれた機関車が、何を参考にしていたものかは興味深い点である。図の構造では、エンジンは後輪にしか作用しないから、客車を牽引できると思えないが、絵師が勝手にこの構造を考察したとは考えにくい。蒸気発動の機械の図面を加工したものではないかと思うが、その原因は思いあたらない。 背景に各種の馬車と人力車が描かれているほか、既に1869年に開設されている電信用のケーブルが書きこまれているのも、開化期の点景としては重要であろう。(原島) | |
史料群概要 | |
画像有 |