日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/03.経済・金融 | |
01.絵画 | |
03.経済・金融 | |
入増盛算 | |
絵師:暁斎 落款: 本名等: 版元:福田熊治郎 長谷川町十九番地 | |
技法:錦絵 法量:384×750 | |
数量:3続 | |
37TA/00435 | |
00639 | |
解説:数字にからむ洒落、語呂合せの類を列記した狂句画とでもいおうか。左右に福神を代表する恵比寿と大黒を配し、そばにおかめを添えて、恵比寿が帳合のそろばんをはじいている図柄に、短句を並べている。 本因坊は五(碁)、手ならいは四升(師匠)、金毘羅は四石(四国)、火をおこす七厘(七輪)など、多くは同音を使った洒落で、むしろ数字のはいった遊戯文字を、貨幣(厘、銭、円)や容積(合、升、石)の単位で集めているのが見所なのであろう。しかし、時代による常識のずれがあるので、成田屋は市川団十郎の屋号で同人の俳名が三升とか、『仮名手本忠臣蔵』七段目で″勘平さんは三十になるやならず″のセリフを、多くの人が知っていたこと、成駒屋といえば中村芝翫(四〆)など、現代では注釈が必要なものも当時はそれほどの抵抗もなく受け入れられたといえる。作者の勝文斎については確認できていない。(原島) | |
史料群概要 | |
画像有 |