日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
ヒツジ 綿羊
明治9
1876
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:262×374
数量:1 
37TA/00436
00640
解説:明治初期、博物局から刊行された動物図シリーズの1枚。博物局は、博物館、博覧会事務局などにしばしば改組され、所管の役所も文部省、宮内省、農商務省と変遷したが、明治期の博物学の中心として活動し、殖産工業政策に大きな貢献をなした。田中芳男を中心に多方面の業務を行っていた中で、一般向けの啓蒙書として刊行されたのが、『教草』、『掛図』、そしてこの『動物図』である。 『動物図』は木版色刷の1枚もので、1872(明治5)年から刊行が始まり、1879(明治12)年までに25枚が出版された。日本名、漢名、学名をあげ、簡単な解説文を付す。 本図は、1876(明治9)年1月刊行。「蒙古産」と記されているのは、これと同時に「揚州産」のヒツジも出版されているため。 中島仰山は服部雪斎とともに、博物局の絵師として多数の写生図を手がけている。(田島)
史料群概要
画像有