日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/08.商業 | |
01.絵画 | |
08.商業 | |
東風俗福つくし GO Huku. 呉服 | |
明治22 | |
1889 | |
絵師:周延 落款: 本名等: 版元:武川卯之吉 日本橋区本銀町二丁目十二番地 | |
技法:錦絵 法量:363×233 | |
数量:1 | |
37TA/00446 | |
00653 | |
解説:『東風俗・福つくし』の題名で連作した揃物の一。本号の副題は″呉服″で、本資料中のNo.461には″福寿草″がある。本号は明治22(1889)年の印刷で、No.461は翌23(1890)年になっている。両者とも月日は空欄であるから詳細は不明ながら、年を越しての連作だったようだ。揃物の全体像は確認できていないが、上記2点から推察するに、″ふく″という音のつく語を集めて″福つくし″にかけたものと思われる。副題にローマ字綴りを添えたのも、明治中期にはまだ珍しかったし、あるいは外国人の購入を期待していたかもしれない。 図は、呉服屋の店頭風景で、表の長い暖簾をくぐって店内へはいると土間の先に畳敷きの広間があり、客は図の中央の2人のようにその広間にあがるか、左端の客のようにこれに腰かけて買物をした。広間の客には、丁稚が茶を出すこともあった。暖簾のかげの表通りには、恐らく2人の女性客が乗ってきたであろう人力車が、供待ちしている。(原島) | |
史料群概要 | |
画像有 |