日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/02.教育
01.絵画
02.教育
画解五十余箇條 十七條・二十一條
絵師:一景 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:171×233
数量:1
37TA/00466-001
00673
解説:1872(明治5)年11月、政府は違式?違(いしきかいい)条例を制定した。内容は軽犯罪法に近い。違式とは「おきてをそむく」、?違とは「あやまっておきてをそむく」と訓じられている。この条文をわかりやすく絵解きしたのが「画解五十余箇条」である。57の条文を35図にまとめている。本作品はそのうち2面を1枚の台紙に貼り付けている。もとは折本なので画面中央に折り目がある。四角で囲われているのが条文で、それに応じた絵が描かれ、状況がわかりやすいよう、人物のせりふも描き込まれている。 上の図は、17条「夜中無灯の馬車をもって通行する者」、21条「戯に往来の常灯台を破毀するもの」に対応して、夜中に無灯火で走る馬車と街灯のガラスを壊す悪童が描かれる。下の図は、45条「往来常灯を戯に消滅する者」に対応して、街灯の灯りを消そうとしている悪童が描かれている。両方とも街灯に関するものなのは、街灯に関する資料として集められたためだろう。 一景は戯画を得意としており、開化絵においても、滑稽味のある人物表現が特徴となっている。本シリーズも、単に条文をそのまま図解するだけでなく、漫画的なおもしろさを狙っている。(参考:『昇斎一景 明治初期東京を描く』町田市立博物館1993)(田島)
史料群概要
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