日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/03.経済・金融 | |
01.絵画 | |
03.経済・金融 | |
〔江戸橋より駅逓局・第一国立銀行を望む〕 | |
絵師: 落款: 本名等: 版元: | |
技法:銅版 法量:155×208 | |
数量:1 | |
37TA/00467 | |
00675 | |
解説:銅版画に手彩色したもの。一見すると一枚刷りの版画のようだが、裏面に書籍の「扉」と「序」が貼り合わせてあり、虫食い穴の状況を勘案すると、もとは袋綴本の見開きの口絵だったものを、切り貼りして現状の形にしたと思われる。扉には「大日本帝國東京府下書籍商舘蔵版」、序には「文章通政理」の句と「松琳」なる人物の署名がある。ただ、『明治書籍総目録』(ゆまに書房)には書籍商舘なる版元は見えない。 描かれているのは、現在の江戸橋ジャンクションのあたり。手前の橋が荒布橋、右手の橋が江戸橋、その奧が駅逓局、左奧の建物が第一国立銀行となる。このあたりの風景は、石橋があいついで造られた明治7,8年に、多くの錦絵に描かれている。代表的なものに、「東京名所石橋一覧之図」(No.530、3代広重、明治8年)があり、構図・景観が酷似している。これがそのまま本図の制作年代を示すものではないが、およその目安になるかも知れない。(田島) | |
史料群概要 | |
画像有 |