日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/04.建築・土木
01.絵画
04.建築・土木
西丸二重橋雪の景 新橋停車場の図
明治27
1894
絵師:延一 落款: 本名等: 版元:長谷川園吉  日本橋区小伝馬町三丁目十七番地 
技法:錦絵 法量:355×241
数量:1 
37TA/00482
00691
解説:竪判を上下に2分して、上段に「西丸二重橋雪の景」を、下段に「新橋停車場の図」を入れてある。構図の形式から推定すると、東京の名所を対象とした揃物かと考えられるが、揃物としての題名は記されておらず、全部で何枚の揃物かも不明である。 上段は雪の二重橋で、頭巾姿の女性と、警備する2人の警官を配している。 下段は、新橋の駅舎正面を描いている。1872(明治5)年に建設されて以後、東京の新文明を象徴する建物として幾多の作品に描かれてきたものである。その意味では見慣れた画面ではあるが、右前面の女性が肩にかけているフリンジつきのショールは明治中期に流行したもので、版行の1894(明治27)年に近い風俗といえる。その右につれそう男性のオーバーコートも、明治初年には見られない型式である。(原島)
史料群概要
画像有