日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/11.風俗・娯楽
01.絵画
11.風俗・娯楽
東京自慢十二ヶ月内 睦月元日之賑ひ
明治13
1880
絵師:国利 落款: 本名等:山村清助 版元:長谷川其吉  小伝馬三丁目十六番地 
技法:錦絵 法量:372×716
数量:3続 
37TA/00483
00692
解説:「東京自慢十二ヶ月内」とあるので、全12枚の揃物であろうと推定されるが、全貌は不明である。本図は、場所を日本橋に設定しているが、正月行事で日本橋に特色があるというのではなく、東京の中心街である日本橋から正月を始めたものであろう。正月の風俗としては、羽子つき、凧あげ、大神楽の曲まり、初荷、火消の出初めが取上げられている。背景には、三井銀行や第一国立銀行などの新しい洋風建築を配してある。さらに蒸気車を点景としているが、新橋を起点とする鉄道とは地理的関係で無理がある。(原島) (採寸情報)右・中央・左の版とも離して台紙に貼付されているが、のりしろを除いた合計寸法を表記した。のりしろを含めた各一枚の寸法は、右368×252mm、中央は371×248mm、左は372×251mm。(青木睦)
史料群概要
画像有