日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
〔東京名所〕 日本橋
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法: 法量:77×166
数量:1 
37TA/00484-001
00693
解説:「東京名所」シリーズの他の図は、すべて竪判であるのに、この1点だけは横判であり、更に対象の図を楕円状の装飾枠に挿入して、別格の扱いになっている。図は、北側(神田方面)から南側(銀座方面)を望む形であり、橋の上に中央の車道を挿んで両側に歩道(解説には人道とある)が設けられたのは1874(明治7)年12月のことであった。(原島) ≪「東京名所」≫  江戸以来の名所図の系譜を継承しながら、新時代に合せて場所と説明を改変して、版式も木版から銅板に変更したものである。ただし、全体をまとめた表題は示されておらず、ここに残っているものが完全な揃であるかは確認できていない。総数の32枚という数字も、揃物の枚数としてはやや不安定である。配列順を示す記号もないため、正確な配列も不明である。また刊記を欠いているので確定はできないが、14の教育博物館が上野に移転したのが1885(明治18)年であるから、少なくともそれ以後の成立でなければならないが、10の内務省の解説では1881(同14)年には農商務省へ移管した勧農・勧商の業務を残していたりして、内容からの年代推定には限度がある。
史料群概要
画像有