日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
〔東京名所〕 新吉原 浅草区山谷
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法: 法量:83×68
数量:1 
37TA/00484-007
00699
解説:解説文にあるように、1657(明暦3)年にそれまで日本橋にあった吉原遊廓は、当時としては場末の山谷(さんや)へ強制移転させられて、新吉原と呼ばれた。従って、いつになっても正しくは新吉原であったが、移転して長い年月が経つと、略して吉原ということも多かった。図は、一方口となっていた大門(おおもん)から、中心部を貫通する仲の町を見たところである。冒頭に記したように、本図の刊行年代は不確定なので判断はできないが、維新後の遊廓制度の変更や、幕末期から始っていた市中の芸者屋街の台頭におされて、遊廓の文化的機能は江戸時代に比べて著しく低下していた。(原島) ≪「東京名所」≫についての解説はNo.484-01を参照。
史料群概要
画像有