日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
〔東京名所〕 東京府 内幸町一丁目
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法: 法量:80×68
数量:1 
37TA/00484-009
00701
解説:明治新政府が、新しい首都として江戸を改称した東京を選定したのは、政変後も従来の首都を継続したわけで、その経緯は極めて興味深いものがある。その首都を管轄する行政官庁として東京府庁は、現在の千代田区内幸町1丁目におかれた。江戸時代には、この一帯は外桜田と呼ばれて大名屋敷が並んでいた。府庁となったのはその一画にあって、俗に幸橋御門内と称した大和郡山の柳沢氏の邸宅であった。門構えとそれに続く塀に設けられた格子窓は、旧邸のものをそのまま使用したようである。図の上欄の解説文に″高は十六万石余″とあるのは、旧幕時代に直轄地を預る代官の支配高を示したのと同じで、意識の上では旧態が継続しており、新しい理念はみえていない。(原島) ≪「東京名所」≫についての解説はNo.484-01を参照。
史料群概要
画像有