日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
〔東京名所〕 離宮 赤坂区
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法: 法量:82×69
数量:1 
37TA/00484-023
00715
解説:他の離宮と区別するため赤坂離宮という。維新後に旧藩邸が上知されるなかで、1872(明治5)年に旧紀州徳川氏の藩邸が返納されたのを受けて、明治天皇の嫡母英照皇太后の御所とした(ただし、英照の称号は没後の1897(明治30)年に追諡されたものである)。しかし、翌1873(同6)年に皇居が炎上したため、赤坂離宮を仮皇居とした。仮皇居は1889(同22)年まで続き、その後、東宮御所となるが、解説文は仮皇居となっているから、1889年以前の状況を説明しており、本図刊行年の下限を考証する根拠となる。なお、1909(同42)年に現在みるような洋風建築に改造された。名称も、東宮御所、赤坂離宮、迎賓館と呼びかえられた。15年戦争後の1948(昭和23)年から1961(同36)年までは国立国会図書館の仮庁舎として使用された。現在は再び離宮に戻り、名称は迎賓館赤坂離宮という。(原島) ≪「東京名所」≫についての解説はNo.484-01を参照。
史料群概要
画像有