日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
〔東京名所〕 二重橋 麹町区皇居之内
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法: 法量:83×67
数量:1 
37TA/00484-032
00724
解説:江戸城の西丸へ入るには、西丸大手門(現、皇居正門)の手前にかかる西丸大手橋を渡り、大手門を通るとすぐに右折して西丸下乗橋を渡って西丸へ行く。この西丸下乗橋を俗に二重橋と呼んだ。本図では明確でないが地形の関係で橋桁を二重に組む構造になっていたため、この呼び名が生れたという。江戸城は1863(文久3)年に本丸・西丸ともに焼失し、翌元治元年に西丸に仮御殿を造営して維新を迎えた。従って、東上した天皇も西丸の仮御殿を使うことになり、江戸城の正門であった大手門は名称のみとなって、西丸への通路が正式な入口となった。皇居前広場のすぐ前にある石造のめがね橋が正門前橋であり、その奥の同じ堀にかかるのが二重橋であるが、2つの橋を渡るというので、両者を総称して″二重橋″との誤解が広く流布しているが、全くの誤認である。(原島) ≪「東京名所」≫についての解説はNo.484-01を参照。
史料群概要
画像有