日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
外営豊宮崎御田祭図
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:木版墨摺 法量:502×564
数量:1 
37TA/00487
00727
解説:稲作農耕儀礼で重要とされているものには、年頭に予祝行事として行なわれる田遊系と、田植の季節に神田を植える御田祭系との二種がある。それぞれの行事も、地域によって形態はさまざまにわかれている。本図は、伊勢神宮で行った後者の例で、本文中に″毎年五月下旬に吉日をえらび″行う神事とあるが、もとは5月28日に高倉山の東麓にある豊宮崎の神田で行われ、俗に″伊勢の御田植″と呼ばれていた。先頭には風を送る大扇をもつ人が5人、次いで太鼓や鼓をもった楽人が続く。以下には輿や馬上の人を合せて多くの人が従っている。この神事は一時中絶したが、1924(大正13)年に伊勢市楠部地区で再興されたという。楠部での御田祭では、楽人の演奏に合せて田植を実施し、そのあとで田遊風の所作を行うという。(原島)
史料群概要
画像有