日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/08.商業 | |
01.絵画 | |
08.商業 | |
東京ビール初荷賑 | |
明治32 | |
1899 | |
絵師: 落款: 本名等: 版元:福田初次郎 日本橋区長谷川町十九番地 | |
技法:錦絵 法量:377×730 | |
数量:3続 | |
37TA/00492 | |
00741 | |
解説:1899(明治32)年1月12日初日の東京・歌舞伎座の正月興行で大切(おおぎり)狂言として上演された『歌舞伎春興』のうち下の巻がこの図の狂言である。『歌舞伎春興』は上下二巻の所作事(しょさごと――舞踊劇)で、上の巻は『操り三番叟』という従来からある曲目に対し、下の巻には時代の流行性を取入れた新作を配したものと考えられる。しかし、当時の絵入り筋書を調べても(大谷図書館所蔵)、「東京ビール初荷賑」の題名はない。ただ、筋書中の絵には″東京ビール″および″初荷″と書いた幡が描かれており、恐らく曲目名として用いたものであろう。なお、同月の一番目狂言は遠山の金さんが登場する『敵討護持院ケ原』という福地桜痴の新作であった。(原島) | |
史料群概要 | |
画像有 |