日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/05.交通・通信 | |
01.絵画 | |
05.交通・通信 | |
東京各大区之内 芝金杉橋遠景 | |
明治6 | |
1873 | |
絵師:国輝II 落款: 本名等: 版元:司馬若与 | |
技法:錦絵 法量:360×245 | |
数量:1 | |
37TA/00519 | |
00799 | |
解説:日本最初の鉄道は、新橋―横浜間に1872(明治5)年に開通した。本図は、現在のJR浜松町駅のやや南の辺りから北西方向、金杉橋越しに増上寺を望む構図。今日なら増上寺の森の背後に東京タワーが大きく見えるところ。 イギリスから輸入された蒸気機関車は、当時の人々にとって驚異の的であり、弁当持参で見学に訪れる人もいたという。本図は、手前の人物の背中に見られる、清親ばりの陰影表現が新鮮である。蒸気機関車の煙突の右側が白っぽく表されているのも、陰影法による立体感の表現を意図したものと思われる。機関車各部の描写もおおむね正確だが、車輪が四角な点だけはいただけない。「東京各大区之内」というシリーズはほかに、No.254などがある。(田島) | |
史料群概要 | |
画像有 |