日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/07.産業 | |
01.絵画 | |
07.産業 | |
蚕繁栄之図 三枚続 | |
(1815~1842) | |
1815~1842 | |
絵師:国安 落款: 本名等: 版元:森屋治兵衛 馬喰町二丁目 | |
技法:錦絵 法量:390×779 | |
数量:3続 | |
37TA/00521 | |
00801 | |
解説:養蚕の作業手順を3枚続の画面に描く。右の図には、蚕卵紙上で孵化した蚕を羽箒で払う作業、男が馬に乗せて運んできた桑の葉を刻む作業が描かれる。図中に「第一ししの休」「第二たけの休」という、蚕の状態を示す書き込みがあるが、この図の中には蚕座は描かれておらず、絵と文字は一致しない。中央の図では、屋外で女たちが蚕の世話をする様子が描かれる。「第三ふなの休み」「第四にわの休」という文字の通り、蚕が次第に成長している様子が分かる。画面の遠景、川の向こう岸には天秤棒で荷物を担ぐ男に「蚕うりかいの図」と説明が付いている。左の図の右側「蚕あがりの図」とあるのは、繭の付いた枝を棹から吊して日光に当て、蛹を殺すところ。左側に蚕を煮ながら座繰器で糸を取るを描き、その奥の室内では、「はたをる図」とあるように機織りの様子が描かれる。(田島) | |
史料群概要 | |
画像有 |