日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/12.貿易
01.絵画
12.貿易
神名川横浜新開港図
万延1年
1860
絵師:貞秀 落款: 本名等: 版元:山口屋藤兵衛  馬喰町二丁目 
技法:錦絵 法量:367×730
数量:3続 
37TA/00523
00803
解説:ペリーの来航から6年、安政6(1859)年に横浜は開港した。あえて往来の盛んな神奈川の宿を避けて作られたため、開港当初は街らしい姿は全くなかった。それがわずか1年後の万延元(1860)年には、本図に見るような町並みが姿を現すのである。貞秀によって本町通の繁栄が描かれた本図は、横浜絵の中でも初期のものとしてしばしば取り上げられてきた。画中の書込では、手前が本町2丁目で奥が5丁目となっている。今日の横浜市中区本町にあたる場所だが、現在とは丁目の順が逆になっている。したがって、この図では見えないが画面の左手が海岸である。 左手には越後屋、右手には伊勢屋が立派な店を構える。当時の主要な貿易品であった生糸を積んだ荷車が通りを走り回っている。満開の桜が左右と正面に描かれているが、できたばかりの町にあるのは不自然である。よく見ると、正面と右端の桜は、植木屋が担いで運んでいるところである。端山氏の指摘によれば、風景画にはつきものの桜を画面に描くための作者苦肉の策であるという。(『東京・横浜開化絵』町田市立博物館1994)(田島)
史料群概要
画像有