日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/08.商業
01.絵画
08.商業
風流江戸八景 浅草晴嵐
絵師:春信 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:285×204
数量:1 
37TA/00537
00817
解説:春信がいくつか作成した八景という揃物のうちの一つ「風流江戸八景」の浅草晴嵐である。題材としたのは、そのころ江戸の2美人として、谷中の笠森お仙と優美を争った浅草の柳屋お藤である。柳屋は浅草観音の裏手にあった楊枝店、屋号については本図にある本柳屋とする説もある。お藤は、この店の店主仁平治の娘と伝えられ、都会的に洗練された美しさが、多くの人を魅了して店は繁昌したという。春信は、お仙とともにお藤についても単独の錦絵も作成しており、いわば得意の図柄でもあった。なお、この店で扱っていた楊枝は、房楊枝(ふさようじ)といい、柳の枝の先端を叩いて房状に開いたもので、これに磨き粉をつけて歯磨きに使用した。(原島)
史料群概要
画像有