日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
直江津上野間鉄道雙六 各駅真景
明治27
1894
絵師:丸山晩霞 落款: 本名等:丸山晩霞 版元:柴田慧泉  東京神田区五軒町三番地寄留 
技法:石版 法量:396×545
数量:1 
37TA/00551
00831
解説:上野から高崎線を経由して、軽井沢・長野・直江津を経て新潟に達する信越本線のうち、直江津まで開通したのが1893(明治26)年4月であった。本図の発行は、1年後の1894年5月であるから、開通して間もない新線を双六仕立てで紹介したものであろう。上野から高崎までの高崎線は1884(同17)年5月に開通しており、高崎と横川間は翌85年10月、直江津と関山間は86年8月に開通していた。それから約7年を要したのは、横川と軽井沢間にある碓氷峠を抜ける難工事があったからで、それだけに直江津までの開通は、利用者に待ち望まれていたものであった。なお、直江津から新潟まで延伸して、全線開通したのは5年後の1898(同31)年12月であった。 本図は、直江津をふり出し起点とし、上りの上野までの各駅を渦巻状に配している。題名の下には″各駅真景″とあって、各駅の欄には駅舎の様子や周辺の各所などが背景として描かれるほか、上り下りの発車時刻表と隣駅までの運賃を明記している。(原島)
史料群概要
画像有