日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/04.建築・土木
01.絵画
04.建築・土木
PLAN of HOTEL YEDO,T'SKE,GE.. 江戸築地保互留之図
慶応4年
1868
絵師: 落款: 本名等: 版元:差配所蔵版   
技法:錦絵 法量:737×505
数量:1鋪 
37TA/00558
00838
解説:表紙をつけた折たたみ絵図になっており、広げるとタテ73.6×ヨコ50.5cmのものを、それぞれ四つにたたんで18.4×12.7の表紙つきに仕立ててある。さらに、広げた状態の下から2段目の部分に20.5×27.5の別紙をかぶせ絵のように貼ってあって、これを下方へ折り返すと、内側からホテル内部の配置図が現れる仕かけになっている。表紙には、″PLAN of HOTEL at YEDO,T'SKEGE″と上部に3行で記し、下に″保互留之図″と記して、左右に″江戸″″築地″とある。築地ホテルについては、No.524の解説を参照してほしいが、開化期を象徴する洋風建築であったから、東京の築地ホテルと捉える印象が強いけれど、建設時期からすれば確かにまだ江戸だったわけで、この表紙の文字がもつ意味は大きい。ただし、内側の絵図には″東都築地ホテル館之図″とあって、江戸の字は使用していない。もっとも、江戸時代には東都を″えど″と読む例があるから、これでよいわけである。 本図の全体の構図や、内部の客室などの配置は、他の築地ホテルの絵図と特に違ったところはない。(原島)
史料群概要
画像有