日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
東京博覧会全図 器械舘
明治40
1907
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:190×255
数量:1 
37TA/00579-003
00863
解説:表題には「東京博覧会」とあるのみで、発行年の記載がないので、わかりにくいが、1907(明治40)年に東京の上野公園を会場として開催された″東京勧業博覧会″を題材にして作製された作品である。ここには、本館、工業館、器械館、外国館、水族館、三号館、山下、観月橋、屏風坂の9枚があるが、原画には番号もないので、全部何枚の揃物かは不明である。絵の調子から推測すれば、会場で土産用に販売された。一種の絵ハガキのような性格であろうか。画中に何人か洋装の婦人が描かれているが、実景を伝えたものかは疑わしい。また、弁髪の人物が描き込まれているのは、日露戦争後という開催時期と関連させて考えると、意味深長である。(原島)
史料群概要
画像有