日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/10.地理 | |
01.絵画 | |
10.地理 | |
大阪名所 住吉乃月景 | |
明治28 | |
1895 | |
絵師:基春 落款: 本名等: 版元:古島竹次郎 大阪東区安土町三丁目十三番邸 | |
技法:錦絵 法量:187×256 | |
数量:1 | |
37TA/00580-001 | |
00870 | |
解説:大阪市の南端で堺市と隣接する場所にある住吉神社は、航海の守護神として水上運輸に関係する船主や水主らに広く信仰された。その信仰を反映して広大な境内を有し、摂社末社を多く抱えていた。海に近いことで月見の場所という前代からの伝統の上に、新しい鉄道を前景に加えて新時代を表現している。(原島) ≪「大阪名所」≫ No.581とともに、大阪在住の錦絵師・林基春が描いた大阪名所の連作である。ここには10枚が残っているが、これで全部が揃っているのか、あるいは続刊を予定していた未完成品であるのかは不明である。ただ、同時に発行された次号の京都名所も10枚であることを考え合わせれば、一応は10枚で完結しているとみてよいだろう。 名所として選ばれた10景は、前代から有名だった場所を踏襲している例が多く、維新後の新名所は少いが、旧来の名所にも何かしら新味を加える工夫を試みている。図はすべて横判に統一されている。前記のように原図には番号は付されていないが、以下には当館で仮につけた番号の順に解説を加える。 | |
史料群概要 | |
画像有 |