日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
大阪名所 桜の宮より造幣局を望む
明治28
1895
絵師:基春 落款: 本名等: 版元:古島竹次郎  大阪東区安土町三丁目十三番邸 
技法:錦絵 法量:187×257
数量:1 
37TA/00580-002
00871
解説:大阪における明治の先端的な工場として、造幣局の貨幣鋳造所は象徴的な存在であり、絵画化されることも多く、当資料のなかにもNo.230、355、356の3点が収蔵されている(同所の建設についてはNo.356の解説を参照)。同所は1871(明治4)年の建設以来、現在も稼動を続け、貨幣や賞牌を製造している。また、大阪造幣局といえば、毎年4月中旬に所内の八重桜を一般に開放する″通り抜け″が大阪の春の風物誌として有名であるが、これは1883(同16)年に始ったものという。この桜は、図の手前に描かれた桜の宮の神木として境内を中心に淀川の両岸に植えられていたが、境内がある東岸の桜が洪水で枯死し、西岸の造幣局にある桜が残ったという。(原島) ≪「大阪名所」≫についての解説はNo.580-01を参照。
史料群概要
画像有