日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
大日本東京内国勧業博覧会場全図
明治10
1877
絵師: 落款: 本名等:藤村明光 版元:嶌田長光  牛込赤城下町七十四番地 
技法: 法量:428×599
数量:1 
37TA/00584
00892
解説:内国勧業博覧会は、明治政府が殖産興業政策の一環として開催した博覧会。1877(明治10)年に第1回の博覧会が行われ、以後、1881(明治14)年、1890(同23)年、1895(同28)年、1903(同36)年と5回行われた。万国博覧会の国内版というべき形式で、全国各地から出品された。内容は、鉱工業、農業、美術工芸など多岐にわたる。 本図は、上野で開かれた第1回内国勧業博覧会の会場全景を銅版画で制作したもの。煉瓦造の美術館を中心に、細長い展示館が会場を囲んでいる様子がよくわかる。画面の周囲は、紙幣や証紙のような装飾的な文様で縁取られている。当時市販された版画には必ず記されるはずの作者・版元の名は見えない。何かの見本として作られたか、あるいは政府が制作したものか。画面下部に英語表記があることから外国人向けだったのかも知れない。(田島)
史料群概要
画像有