日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
〔堺紡績所〕
絵師:玉周 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:365×515
数量:1 
37TA/00585
00893
解説:綿糸の品質向上を計るためには外国製紡績機械の導入を不可欠と考えるようになって、薩摩藩は1867(慶応3)年にイギリスから機械を輸入して、わが国で最初の紡績所を鹿児島磯の浜に建設した。しかし、翌年には原綿を入手する利便を考慮して堺の戎島への移転を計画している。丁度、維新の変動期にあたり、機械の到着が遅れたこともあって、堺での開業は明治3年4月になったが、これが機械紡績所としての第二号である。経営は、その後明治5年5月に官有となり、同11年4月に再び民間に払下げられて経営者か転々とした後、岸和田紡績株式会社の堺工場として操業を続けたが、1933(昭和8)年に同社の方針で閉鎖されるに至った(『堺市史』参照)。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有