日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
石川県重要物産共進会出品者雙六
絵師:霊光 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:389×516
数量:1 
37TA/00586(rep01)
00894
解説:本図に刊記はないが、『実録石川県史 1868~1989』によれば、″石川県重要物産共進会″が開催されたのは1899(明治32)年9月1日~15日であった。本図に併載されている鉄道の時刻表が、米原・富山間となっているが、北陸本線が富山まで延長したのが同年3月のことであり、年代でも一致する。同会の会場は成巽閣で、出品物は農具、陶磁器、金属器、刺繍、生糸などであった。出品者を集めたこの双六には30店が登場するが、最も数の多いのは酒業で9店、次いで九谷焼と生糸関連が3店ずつとなっている。ほかに菓子店と和紙店が2店ずつ見えているのも土地柄を反映している。前記の出品物の筆頭に掲げられた農具としては、越前餅などが挙げられるのだろうが、この双六には入っていない。(原島)
史料群概要
画像有