日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
岡山蒸気陵波丸
明治5
1872
絵師: 落款: 本名等: 版元:   
技法:錦絵 法量:180×269
数量:1 
37TA/00618
00963
解説:明治維新後の経済の拡大に合せて、大阪と岡山の間に就航した蒸汽船で、正確には″凌波丸″と書く。就航年代は明確でないが、少なくとも図中にある1872(明治5)年9月の前後には登場していたといえる。1882(同15)年ごろに形成された同盟汽船取扱会社の運航一覧表にも、筆頭に凌波丸とあり、木造、81.08トン、明治2年製造とある。これが正確ならば1872年以前には、他の航路で就業していたことになる。しかし、1874(同7)年に大阪・神戸間に開通した鉄道に貨客を奪われたため、汽船業界は窮状に追いこまれたのち、業界の再編などにより再興したという。なお、上記″一覧表″によれば1884(同17)年10月に同船は解体された。(『岡山市史』産業経済編P647~654) (原島)
史料群概要
画像有