日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/12.貿易
01.絵画
12.貿易
御開港横浜大絵図 二編 外国人住宅図
万延1年
1860
絵師: 落款: 本名等: 版元:書林丸屋徳造  江戸馬喰町二丁目 
技法:錦絵 法量:506×1768
数量:1 
37TA/00627
00972
解説:1858(安政5)年の五カ国条約に基づいて、外国人の居留地となった横浜の、居留地内の詳細地図である。画中に絵師の名前はないが、橋本玉蘭の署名で本図成作の趣旨を誌しているので、玉蘭斉貞秀の作であることは明白である。その趣旨によると、本図に先だって版行した『横浜全図』は概略を伝えるのみであったので、今回は″五国商館の街衢を……微細に載″せることを目的にしたという。実際に図をみればわかるように、各国の商館および住家、時には住館と、船大工の家や、クラ(倉)、牛屋などまでを詳細に記載している。 1862(文久2)年の序文をもつ『横浜開港見聞誌』の著者となった貞秀には、最もふさわしい基本地図といえよう。本図には刊記がないが、恐らく同書より以前の版行であろう。(原島)
史料群概要
画像有