日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
因循開化流行撃剣会
明治6
1873
絵師: 落款: 本名等: 版元:萬孫  日本橋通り一 
技法:錦絵 法量:363×747
数量:3続 
37TA/00629
00974
解説:因循姑息を打破する文明開化の象徴としての舶来品と旧来の産品との対抗を、鉄砲を交えた撃剣会の趣向を借りて描いている。下駄に靴、兜にシャッポ(帽子)、白玉にラムネ、付け木に対する早付け木(マッチ)などは通例の対比であるが、元来が渡来技術の国産化であった日本時計(和時計)が再度西洋時計に圧追されたり、女性の″ゑいがく″(英学)が浄瑠璃と競っているのは対象の選択として興味あるところである。なお、縮緬に対する″ごろう″は旧幕府時代から流通していた粗毛布地のゴロフクレンであり、炬燵に対する″すとう″は恐らくストーヴを意味するのであろう。(『明治開化期の錦絵』より) (採寸情報)中央と左の版は絵がつながらないが、すきまなく合わせた寸法を表記した。右・中央は363×494mm、左は358×253mm。(青木睦)
史料群概要
画像有