日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
東海道勝景従日本橋至荒井 東海道勝景従白須賀京都迄一覧
文久2年
1862
絵師:貞秀 落款: 本名等: 版元:伊勢屋藤吉板   
技法:錦絵 法量:365×1462
数量:6続 
37TA/00640
00990
解説:東海道を6枚の続絵にして、前半を江戸から荒井まで、後半を白須賀から京都までの2つの3枚続に区切って完成させている。実際には南北にのびている東海道を、横長の画面に収めるために、変形というよりも、実景を無視した作図になっている。その結果、沖津(興津)から掛川までが富士山の裏側になってしまうという、この種の一覧絵のなかでも変形が甚しい図である。 宿駅以外の地名の選び方や、山名、橋名、寺社名なども特に独自性があるわけでないが、宿駅では三島が三島明神で代用されていて、唯一、宿駅名が記されていない。戸部の先に横浜の地名があるのは、幕末の時代性を反映したものである。(原島) (採寸情報)右から1枚目と2枚目の版にすきまがあいてつながらないが、すきまなく合わせた合計寸法を表記した。右1枚の寸法は、363×247mm、他5枚は363×1215mm。(青木睦)
史料群概要
画像有