日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
奥羽聯合共進会記念絵葉書 県庁舎より見たる山形市街
大正5年
1916
絵師: 落款: 本名等: 版元:奥羽聯合共進会山形県協賛会   
技法:絵葉書 法量:143×90
数量:1 
37TA/00653-001
01005
解説:1916(大正5)年9月22日~10月31日に山形市で開催された奥羽聯合共進会の記念絵葉書である。写真と絵を組合せているが、内容がこの2枚だけであったか否かは不明である。明治10年代から始った共進会は、いろいろな組合せによって企画された。地域だけでも、例えば東北地方と関東地方がそれぞれ単独で、あるいは一部がこれに参加して開催したので、1つの県が複数の共進会に加盟することも珍しくなかった。本件の場合も、山形県は一府十四県聯合共進会と、東北6県で構成する奥羽聯合共進会の両方の開催を控えていた。しかも、県庁舎と県会議事堂の落城記念行事として、どちらかの共進会を開催する要望が強かった。結局、予算面で半額以下に抑えられる奥羽聯合共進会が選ばれたという(『山形県議会八十年史』Ⅱ)。同じ時期に馬匹共進会が、山形の別会場で開催されていた。地域や業種が複雑に組合せられて、各種の共進会が競合したのであった。(原島)
史料群概要
画像有