日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/10.地理
01.絵画
10.地理
東京名所 京橋之図
明治8
1875
絵師:芳虎 落款: 本名等: 版元:山清板   
技法:錦絵 法量:381×841
数量:3続 
37TA/00655
01009
解説:日本橋から始る東海道の大通りが銀座通りへかかる中間点であった京橋は、銀座通りが煉瓦街に改造されたことによって、煉瓦街の入口として脚光を浴びることになった。本図は、そのような新時代の京橋を中心に、煉瓦街の始点となる数軒を描いている。橋上を鉄道馬車が往きかい、人力車にはツバ広の帽子をかぶった女性の姿もみえる。煉瓦街の建物には、色硝子の窓も描かれている。その一方で、煉瓦街の一隅には、江戸の町から引き継いだ用水桶が杉なりに積上げられ、京橋の下を流れる川には、多くの舟が往来し、そのなかには投網をもった人もみえる。新旧の風景が混在した明治初年の京橋である。(原島)
史料群概要
画像有