日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/05.交通・通信
01.絵画
05.交通・通信
東海道 鳴海
文久3年
1863
絵師:国綱 落款: 本名等: 版元:相ト  下谷 
技法:錦絵 法量:365×295
数量:1 
37TA/00660
01014
解説:鳴海は東側の品川から数えて東海道の40番目の宿駅にあたる。次の宿が宮(熱田)で、東海道は陸続きの名古屋を通らずに、海路を使って桑名へ渡る。本図は鳴海宿を東側から眺めているから、先方に名古屋城を望見する形になった。宿場といっても、狭い街路を埋めつくす感じで、参向の公卿らしい一行の行列が続いている。道添いの商家には、鳴海の名産であった有松絞(ありまつしぼり)の、紅色と藍を使った木綿の布地が店頭にかけ並べてある。題名の『東海道』はいうまでもなく揃物としての通し題名であるが、これは数名による合作で、国綱(後に2代国輝)は小田原・島田・袋井・御油・庄野などを分担した(『原色浮世絵大百科事典』第3巻)。(原島) 
史料群概要
画像有