日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/08.商業
01.絵画
08.商業
〔馬喰町三丁目砂糖問屋越前屋文七店頭図〕
絵師:国利 落款: 本名等: 版元:製元井上茂兵衛  馬喰町三丁目十九番地 
技法:錦絵 法量:350×717
数量:3続 
37TA/00668
01022
解説:看板に明記してあるように、馬喰町三丁目にあった越前屋文七の店頭図である。隣家には大坂松本金助製の麝香丹の看板が掲げてあるが、そこにもこの薬の大取次売捌所として越前屋文七の名がある。つまり両店同家なのである。これは、江戸時代に砂糖が薬種屋の営業品目であったことに由来する。砂糖問屋としては、文化6(1809)年に一応分離独立したが文政3年に禁止され、独立の問屋組合として再編されたのは明治5年4月であった。本図はそれ以後の作品と推定されるとともに、他店の描写がなく出板者を″製元″と記していることなどをみると越前屋の広告用の製作であった可能性もあると思う。(『明治開化期の錦絵』より)
史料群概要
画像有