日本実業史博物館準備室旧蔵資料 | |
37TA | |
01.絵画/07.産業 | |
01.絵画 | |
07.産業 | |
第五回内国勧業博覧会実地俯瞰図 | |
明治35 | |
1902 | |
絵師: 落款: 本名等: 版元:福井清司 大阪市西区南堀江通六丁目七十番屋敷 | |
技法:石版 法量:364×490 | |
数量:1 | |
37TA/00696 | |
01063 | |
解説:内国勧業博覧会は、明治政府が殖産興業政策の一環として開催した博覧会。1877(明治10)年に第1回の博覧会が行われ、以後、1881(明治14)年、1890(同23)年、1895(同28)年、1903(同36)年と5回行われた。万国博覧会の国内版というべき形式で、全国各地から出品された。内容は、鉱工業、農業、美術工芸など多岐にわたる。 本図に描かれているのは、1903(明治36)年3月1日から7月31日に大阪で行われた第5回内国勧業博覧会。会場は、現在の天王寺公園の一帯。この博覧会の特徴としては、アメリカ、カナダ、台湾など海外の物産を展示する施設が登場したこと、ウォーターシューターなど遊興色が強かったことなどが挙げられる。 本図は石版の多色刷りで、構図は入口を手前にして会場全景を俯瞰している。会場の奧には四天王寺の堂塔が見え、遠くには生駒山を望む。会場内には、建物の名前などの書き込みが全くなく、実用的な会場図面というより、鑑賞用の風景画としてつくられたようである。(田島) | |
史料群概要 | |
画像有 |