日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
内国勧業博覧会場独案内 全
明治10
1877
絵師: 落款: 本名等: 版元:高築重右衛門  新富町一丁目一番地 
技法:木版墨摺 法量:904×928
数量:1 
37TA/00700
01067
解説:1877(明治10)年、上野公園で行われた第1回内国勧業博覧会の会場見取り図。 内国勧業博覧会は、明治政府が殖産興業政策の一環として開催した博覧会。1877(明治10)年に第1回の博覧会が行われ、以後、1881(明治14)年、1890(同23)年、1895(同28)年、1903(同36)年と5回行われた。万国博覧会の国内版というべき形式で、全国各地から出品された。内容は、鉱工業、農業、美術工芸など多岐にわたる。 本図は会場平面に、内部の陳列品名を非常に細かく記している。この博覧会の図面や目録類はさまざまなものがあるが、どこに何があるかがすぐわかる点がほかにはない特色である。ただし、その正確性は保証していない。次のような注意書きがある。 「此図面ハ縦覧ノ便利ヲ斗リシノミニテ荒増ヲ抜書セシモノナレハ誤違極メテ多シ。且仮名ノ如キハ『イヰ・ヱエヘ・オヲホ』ノタグヒ尤モ多シ。校訂ハ後ニ譲リ只速ナルヲ是トス。観客コレヲトカムルナカレ」(田島)
史料群概要
画像有