日本実業史博物館準備室旧蔵資料
37TA
01.絵画/07.産業
01.絵画
07.産業
博覧会図式 元昌平坂於テ聖堂日数廿日之間有之候
明治5
1872
絵師: 落款: 本名等: 版元:宝来堂梓   
技法:木版墨摺 法量:354×501
数量:1 
37TA/00710-001
01089
解説:元昌平坂博覧会の出品物の図を集めたものであるが、2枚で揃いなのか、全部で何枚出されたのかは不明である。2枚の内容も、同種のものが分載されていて、種類によって区分する工夫はされていない。実際の展示も、恐らくこの刷物と同様に無秩序に並べられていたと推察される。美術骨董品、発掘出土品、動植物標本、各地物産など、新旧混淆の出品物であるが、近世の見世物がもっていた珍奇物の観賞と、新しく伝来した文明への興味が一体となって、博覧会といういかにも新時代のイベントを盛りあげていた熱気の一部をうかがえるともいえる。(原島)
史料群概要
画像有